【新人スタッフ i によるジャンクギター再生ブログ】

皆さんこんにちは!
この4月に入社2年目を迎える、新人スタッフiこと一丸です!

今回のブログは私がある廃品寸前のギターを

ギリギリ弾けるところまで

再生した(する)忘備録的なブログになりますので
ご興味のある方は最後まで読んで頂けると幸いです!

お店のバックヤードでほこり被った革のギターケースを発見


全ては高松店のバックヤードで、あるギターを見つけたことから始まりました

バックヤードを整理中、ほこりをかぶったケースが目に入ったので
何気なく引っ張り出してみると、中に入っていたのがこのギター

初見の印象としては

汚い
年期が入りすぎている!!!!!!

なんだかもう、乾いているというか、カサカサでございまして
そして信じられないくらい「重い」!!

先輩スタッフの皆様に「これなんのギターですか?」
と聞くと、どうやら数年前にお客様が「もういらないから」という理由で
置いていかれたが、その処遇をどうしていいかわからず数年経ったものとのこと。

私「これ、再生させていいですか!」

てな訳でOKをいただきまして、手を入れ始めたのが2020年2月頃のことです。
まずは現状確認


かなり昔のSCHECTERのエレキギターです。詳細不明

簡単にチェックしたところ、

・センターPUが断線している
・金属パーツの全体的なくすみ
・トーン・ボリューム共にガリ有

が問題点として見られました(後にまだまだ見つかることになりますが)
幸いなことにトラスロッド、フレット共にそんなに問題がなかったので
ネックはそのまま流用していこうと思います。

まずはゴールドパーツの清掃を行います
使った液剤はFreedom Custom Guitar Researchより発売されている
F-54 Shinerです


ゴールドパーツは非常にデリケートなので、通常の金属磨き等のコンパウンドで磨くと
簡単にメッキが剥げてしまい、下地のシルバーが顔を出す・・・なんてことが
よくあります。なのでゴールドパーツを磨くときはデリケートな塗装も磨くことが
できるもので慎重に磨いてあげることが重要です!


まずはピックガードだけ磨いてみました。
(一行で終わっていますが、非常に神経が磨り減る作業でした)
ノブやブリッジに比べて、光沢が戻っているのがわかりますでしょうか!

しかし私思いました
「たぶんこれ鼈甲の方が合う!」
今更気付くなよって感じですが、いいんです….ゴールドパーツを磨く練習が
一杯できたのでいいんです…

ただこのギター、前述したようにゴールドパーツとボディが非常に重くて
ゆうに5キロは超えてようという感じでしたので、
軽量化も兼ねてプラスチックの鼈甲PGに変えてみることにしました

早速メーカーに発注。

SCUD/SC-3TPをチョイスしました。

しかし私、ここで大きなミスを犯してしまいます。

なんとミリとインチを間違えてしまうというあるまじきミス!!!!!!!!

もし1年間何を勉強してきたんだと言われたら、ぐうの音も出ず
そのまま地中に埋まって雑草になっていたでしょう。

これも経験、と反省しつつ
次回はPGをミリからインチサイズへと変更する作業から書いていければと思います!

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